

『メモの魔力』って超有名なビジネス書があるって聞いたけど、要約が知りたいな。
できれば行動に繋がるメモの書き方も知りたいな。
こんなお悩みにお答えします。

本記事の内容
- メモの魔力の基本情報
- メモの魔力の要約
- メモの魔力の書評
- メモの魔力を読むべき人
『メモの魔力』は、いま最も注目されている起業家のひとり、SHOWROOM株式会社代表の「前田裕二」さん著のベストセラー本です。
本記事を読むと、『メモの魔力』で推奨されているメモの書き方やメモを習慣化するコツが理解できて、本を読み終えた後、実際に何をしていけばいいのか分かるようになりますよ。
実際に『メモの魔力』を読んだ僕が、本書で特に参考になった部分を5分でわかりやすく解説していきます。
それでは、いきましょう。
『メモの魔力』の基本情報

本書の基本情報は以下の通りです。
基本情報
- 書籍名:メモの魔力
- 著者名:前田裕二
- 出版月:2018年12月25日
- 出版社:幻冬舎
著者の前田裕二氏のプロフィールはこちらです。
前田裕二
- SHOWROOM株式会社代表取締役社長
- 1987年東京生まれ
- 2010年早稲田大学政治経済学部卒業
- 現在は作家活動やコメンテーター、講演活動を行っている
- 著書『人生の勝算』がベストセラーになっている
本書の構成は以下の通りです。
本書の構成
序章:「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第1章:メモで日常をアイデアに変える
第2章:メモで思考を深める
第3章:メモで自分を知る
第4章:メモで夢をかなえる
第5章:メモは生き方である
終章:ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう
メモの魔力の要約

続いて、本書を以下の3つに要約しました。
要約①:メモには2種類ある
要約②:アイデアを生み出すメモの書き方
要約③:メモで自己分析をする
ひとつずつ解説していきます。
要約①:メモには2種類ある
①記録のためのメモ
情報や事実をそのまま保存するためのメモで、忘れないためにとるメモのことです。
一般的に想像されるメモがこちらになると思いますが、情報や事実の記録はコンピューターが得意とするので、ロボットでも代替可能になります。
②知的生産のためのメモ
無意識に通り過ぎてしまいそうな出来事に目を向けて、見逃さずに言語化することを目的としています。
知的生産のためにメモを使うことで、様々なアイデアが生み出せるようになります。
本書では、「ファクト→抽象化→転用」という一連の流れが、知的生産メモにおける最大のポイントだと書かれています。
要約②:アイデアを生み出すメモの書き方
『メモの魔力』では、「ファクト→抽象化→転用」という最強フレームワークを使用しています。
本書でのメモ術の最重要ポイントは次の3つです。
①インプットした「ファクト」をもとに、
メモの魔力より
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
これに尽きます。
③の「転用」にまで持っていくことがとても重要で、②の「抽象化」で止まってしまうと、単なる評論家になってしまいます。
実際に著者が書いたメモが本書に載せられています。

書き方①:ノートは見開き1ページ使う
ノートは「見開き」で使います。
理由は次の3つです。
理由①:そもそも書き込む場所が狭いと思考が窮屈になるので、できるだけ広いスペースをとる。
理由②:左側に左脳的な「事実」、右側に右脳的な「発想」、という具合で脳の使い方によって切り分けする狙い。
理由③:ノートを眺めていて右側が空いていると人の脳は、空間を見ると「埋めなくてはならない」という強力な潜在意識を持つことから。
書き方②:左側のページには「日付」「タイトル」「ファクト」「標語」の4つ
左側のページの左上に「日付」と「タイトル」を書きます。
その下に「ファクト」を書いていきます。
つまり、どこかで見聞きした客観的な事実を書いていきます。
次に左側のページの5分の1くらいのところに縦線を引いて「標語」のための列を作ります。
ファクト欄に書いたことをグルーピングして、「要は何の話か」というエッセンスをまとめて一言で表現してみたり、キャッチーなネーミングにしてみます。
書き方③:右側のページは「抽象化」「転用」の2つ
この右側のページに移ってからが、本書で提唱している知的生産メモの最重要箇所であり、クリエイティビティが最も発揮される部分です。
右側のページは半分に分けて使います。
右側ページの左半分に「抽象化」した要素を書きます。
左側ページの「ファクト」を見つめて、そこで書かれている具体的な内容を「抽象化」します。
ここで終わるのではなく、右側ページの右半分には「転用」の要素を書いていくのです。
実際のアクションに繋がる粒度まで落とし込んで書くことが重要です。
要約③:メモで自己分析する
『メモの魔力』はここからが本番です。
いくらメモのノウハウを学んだところで、
- 「自分とは何か?」
- 「自分が本当に望んでいるものは何か?」
- 「自分は今、何がやりたいのか?」
これらの問いに明確に答えられる人間かどうかが、何よりも重要です。
これらの問いを明らかにするときもメモが役に立ちます。
そこでメモが可能にしてくれるのが自分を知ること、
つまり「自己分析」です。
自己分析をする上で重要なことは、一つでも多くの自分を知るための問いに答えることです。
本書の巻末に「自己分析1000問」という付録が用意されています。
「1000問多いなあ」と思った方、大丈夫です。安心してください。
著者いわく、最初の100問だけでもかなり効果があるそうです。
ここでも重要なのが「抽象化」です。
「抽象化」なくして自己分析は存在しない
メモの魔力より
ただやみくもに質問に答えるだけでは自己分析の効率は上がりません。
自己分析においても「具体化」と「抽象化」セットで行ってください。
例を挙げると、
「自分の長所は?」という問いに対して、「辛抱強い」と書くとします。
ここで終わりの自己分析は弱いです。
もっと踏み込んで「Why?」を投げかけます。
どんな辛抱強さがあるのか?
辛抱強さを形作った原体験は何なのか?
とさらに深掘りして抽象化していきます。
- 自分の意識に目を向ける(具体化)
- Whyで深掘りする(抽象化)
ぜひ本書にそって自己分析して、自分の深い深い本質部分にまでたどり着いてくださいね。
『メモの魔力』の書評

書評①:メモで「創造の機会損失」を減らすことができる
書評②:メモを習慣化させることが重要
順番に解説していきます。
書評①:メモで「創造の機会損失」を減らすことができる
本書を読む前は、
「メモしないと忘れてしまうようなことは、別に重要ではないから覚えなくていいや」と当たり前に過ぎてしまう出来事に全く目を向けていませんでした。
しかし、それでは何のアイデアも生み出せないし知的生産に向き合って仕事をしていく場合、メモは避けて通るべきではないと気づきました。
本書のメモ術を実践していくと、新たな創造が生まれるような情報は、生活のあらゆるところに転がっていることがわかります。
それだけでも実践する価値があると思います。
書評②:メモを習慣化させることが重要
やはりどんなに素晴らしい手法を学んでも、それを継続していかなければ成果は出ないですよね。
メモをとり続けるには、メモを習慣化させることです。
ここで習慣化のコツを5つご紹介しますね。
- お気に入りのペンを買ってみる
- モレスキンのノートを買ってみる
- きれいに書こうと思わない
- 間違えてもいいと思うようにする
- とにかく書きまくる
モチベーションを保つにも、気分が上がるアイテムを揃えること、軽い気持ちで取り組むことが重要です。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばメモも歯磨きレベルまで落とし込めますよ。
『メモの魔力』を読むべき人

ここまで要約・書評を紹介してきました。
最後に、『メモの魔力』を読むべき人をご紹介します。
- メモのハウツー本を読んでも成果が出ない人
- 人生の軸が見つからない人
- 就活生で自己分析のやり方がわからない人
- 人生を好転させたい人
上記のいずれかにあてはまる人は、本書を読むと悩みが解決されると思います。
特に、今までメモのハウツー本を読んでもなかなか成果が出ないとか、仕事でもっとアイデアを出したい、人生の軸がわからない人には、読んでもらいたい1冊です。
何も変化がない日々を過ごしてしまっていると感じたとき、ぜひ本書を手にとってみてください。
日常生活のあらゆるところにアイデアが転がっていることに気づけると思いますよ。
『メモの魔力』の書評・要約まとめ

今回は、『メモの魔力』について書評・要約をご紹介してきました。
いま最も注目されている起業家の前田裕二氏ですが、実は現在のスマートな見た目からは想像できないような壮絶な少年時代を過ごしています。
- 物心ついたころにはすでに父親はいなかった
- 8歳で母親を亡くし10歳年上の兄と育つ
- 住む家がなく警察署で寝ることも
- 弾き語りで生活費を稼いでいた
こんな逆境をどうやって乗り越えて、ベストセラー作家の前田裕二が誕生したのか、本書を読めば全てが理解できます。
ぜひ『メモの魔力』のパワーを手に入れて「人生敵なし」状態になりましょう。
今日からできるToDo
- メモの魔力を読んでみる
- モレスキンのノートを買ってみる
- 自己分析1000問をやってみる
今回は以上になります。
『メモの魔力』を読んでみたいと思った方は、Amazonや楽天でポチってみてください。
それでは、また。