

ブログを書く前に記事構成案を作ることが重要だと聞きました。
記事構成案の作り方を初心者にもわかりやすく教えてほしいです。
こんなお悩みにお答えします。

本記事でわかること
- 記事構成案とは?
- 記事構成案の作り方
- 記事構成案を作る際の注意点
今回は、記事を書く前に必ずやるべき「記事構成案の作り方」を解説していきます。
ブログ初心者の方がいきなり記事を書き始めると相当な時間がかかったり、途中で何を書いたらいいのか迷ったりしますよね。
本記事の手順通りに記事構成案を作ることで、クオリティが高くて読者に満足される記事が書けるようになります。
また記事後半では、記事構成案を作成する際の注意点も解説していますので、記事作成がなかなかうまくいかないという方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ブログの記事構成案とは?

まずは、記事構成案とは何かと、記事構成案が必要な理由について解説していきます。
記事構成案とは記事執筆の「設計書」のこと
記事構成案とは、記事執筆の「設計書」のことで、具体的に書く内容は以下の8つです。
- キーワード
- 想定読者
- 顕在ニーズと潜在ニーズ
- 競合サイト分析
- 見出し(H2、H3)
- コンテンツ内容
- タイトル・リード文
- メタディスクリプション
家を建てるときにも設計図があるように、ブログ記事にも記事構成案という設計書が必要になります。
その理由を解説します。
記事構成案が必要な理由
記事構成案が必要な理由は、「読者にとって必要な情報」だけを記事にすることができるからです。
記事構成案を作成するメリットは以下の通りです。
- 読者にとってわかりやすい記事を書くことができる
- 読者の悩みに答える記事を書くことができる
- 読者にとって必要な情報だけを書くことができる
- 記事完成までの時間を短縮することができる
本記事の冒頭でもお伝えしましたが、記事構成案なしで記事を書き進めてしまうと、書いている途中で情報の過不足に気づいて何度も修正したり、何を書くか迷ったりして記事作成にかなりの時間がかかってしまいます。
これらを防ぐためにも記事構成案は必要です。
記事構成案の作成時に役立つツール
記事構成案を作成するときに役立つツールをご紹介します。

上記画像は、実際に本記事を執筆するときに使用した記事構成案です。
当ブログでは「Googleスプレッドシート」を使って記事構成案を作成しています。
Googleスプレッドシートは、Google社が提供する表計算サービスでGoogleアカウントがあれば無料ですぐに利用できます。
作成したデータをクラウド上に保存するため、ソフトをインストールする手間が必要なく、とても便利です。
記事構成案の作成には必須のツールになりますので、ぜひ利用してください。
ブログの記事構成案の作り方を8つの手順で解説

ここでは、ブログの記事構成案の作り方を以下の8つの手順で解説していきます。
- キーワードを選定する
- 想定読者をイメージする
- 検索意図を調べる
- 競合サイトを分析する
- 見出しを作成する
- 各見出しにコンテンツ内容を入れる
- タイトルとリード文を作成する
- メタディスクリプションを作成する
順番に解説していきます。
手順①:キーワードを選定する
まずは、キーワードを選定しましょう。

ちなみに本記事のキーワードは、「ブログ 構成案 作り方」です。
キーワードを選ぶ際は「ラッコキーワード」というツールを使います。

上記にように、ラッコキーワードを使うことで、読者が検索するキーワードを一覧で確認することができます。
キーワード選定の具体的なやり方は、下記の記事を参考にしてください。
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-
【初心者必見】ブログのキーワード選定のやり方を5つの手順で解説!
続きを見る
手順②:想定読者をイメージする
次は、想定読者をイメージしましょう。
記事を書くうえで、読者が具体的にどんな人なのかをイメージすることはとても大切です。
マーケティング用語でこれを「ペルソナ」といいます。

本記事の「ブログ 構成案 作り方」の想定読者のイメージは以下の通りです。
- ブログ初心者のころの自分
- ブログの記事構成案の作り方を知りたい人
- 途中でブレずに記事を書きたい人
このように、過去の自分や友人、知人など、実際にイメージできる想定読者を決めればOKです。
ペルソナを設定する方法を下記の記事でくわしく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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-
【簡単にできる】ブログのペルソナを設定する方法を初心者向けに解説!
続きを見る
手順③:検索意図を調べる
想定読者がイメージできたら、検索意図を調べましょう。

検索意図には、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の2種類があります。
- 顕在ニーズ:読者が自分で把握しているニーズ
- 潜在ニーズ:読者が自分で把握していないが、心の奥底では知りたいニーズ
潜在ニーズは、検索キーワードには出てこないので分かりにくいですが、具体的には顕在ニーズを満たした後に、「ユーザーが次に知りたいこと」です。
例えば、「ブログ 構成案 作り方」と検索するユーザーの場合、 以下の検索意図が考えられます。
顕在ニーズ
- 記事構成案の作り方を知りたい
- 記事構成案が必要な理由を知りたい
潜在ニーズ
- 記事構成案の作成時に役だつツールを知りたい
- 想定読者をイメージする方法を知りたい
- 検索意図の調べ方を知りたい
- 記事構成案を作成する際の注意点を知りたい
検索意図には、このふたつのニーズがあることを推測していく必要があります。
検索意図を分析するポイントは、「読者が顕在ニーズを満たした後に何を求めるのか?」を考えることですね。
顕在ニーズと潜在ニーズの両方を満たすコンテンツを作ることで、読者に満足されてSEO効果も期待ができるでしょう。
検索意図の調べ方については、下記の記事を参考に進めてみてくださいね。
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ブログの検索意図の調べ方を初心者向けに徹底解説【超重要】
続きを見る
手順④:競合サイトを分析する
続いて、競合サイトの分析を行います。
競合サイトの分析が必要な理由は以下の3つです。
- Googleから評価されているサイト
- 読者から評価されているサイト
- 読者のニーズを満たしてるサイト
具体的なやり方は、「ブログ 構成案 作り方」などのキーワードで検索して、上位表示されている10記事を分析します。
このとき、企業のドメインは除いて、個人ブログの1位から10位を分析しましょう。
企業のドメインはただ会社の信用だけで上位表示されている可能性があるので、個人ブログだけ分析すればOKです。


上記は、本記事を執筆するときに競合分析した内容です。 (実際は10位まで分析しています)
競合分析の内容
- 競合サイトの記事タイトル
- 競合サイトのURL
- 記事の見出し
- 顕在ニーズ
- 潜在ニーズ
あとは、読者にとって不足している情報を追加していけばOKです。
競合サイトにはなくて、読者にとって有益な情報を加えることができれば、競合サイトよりも上位表示される可能性が高くなります。
競合サイトの分析は少し時間をかけて、じっくりと取り組んでいきましょう。
手順⑤:見出しを作成する
競合分析までできたら、手順③で洗い出したニーズをもとに、見出しを作っていきましょう。

手順③で洗い出したニーズをもう一度確認しておきましょう。
顕在ニーズ
- 記事構成案の作り方を知りたい
- 記事構成案が必要な理由を知りたい
潜在ニーズ
- 記事構成案の作成時に役だつツールを知りたい
- 想定読者をイメージする方法を知りたい
- 検索意図の調べ方を知りたい
- 記事構成案を作成する際の注意点を知りたい
このふたつのニーズをもとに見出しを作ると以下のようになります。
- ブログの記事構成案とは?
- ブログの記事構成案の作り方を7つの手順で解説
- ブログの記事構成案を作る際の注意点3つ
さらに手順④で競合サイトを分析した要素を加えていきます。
- ブログの記事構成案とは?
1-1:〜〜〜〜〜
1-2:〜〜〜〜〜
1-3:記事構成案の作成時に役立つツール - ブログの記事構成案の作り方を7つの手順で解説
2-1:〜〜〜〜〜
2-2:想定読者をイメージする
2-3:検索意図を調べる
2-4:〜〜〜〜〜
2-5:〜〜〜〜〜
2-6:〜〜〜〜〜
2-7:〜〜〜〜〜 - ブログの記事構成案を作る際の注意点3つ
3-1:〜〜〜〜〜
3-2:〜〜〜〜〜
3-3:〜〜〜〜〜 - まとめ
このように手順①〜④を順番に進めていくことで、自動的に見出しが完成していくのです。
見出しを作成することで、記事全体の流れがわかりやすくなり、読者が記事の中身を理解できるようになりますよ。
手順⑥:各見出しにコンテンツ内容を入れる
次に各見出しにどういった内容を書いていくか考えます。
ここではザックリと肉付けするだけでOKです。
以下のようなイメージですね。

このように各見出しで一番伝えたいことをメモしておく感じです。
手順⑦:タイトルとリード文を作成する
次に、タイトルとリード文を作成しましょう。

タイトルは読者にクリックしてもらうことが目的です。
タイトルの付け方
- 検索キーワードを含める
- 文字数を30字前後にする
- 具体的な数字を入れる
- 記事を読むメリットを伝える
- 簡単にできることを伝える
- 読者を明確にする
- 記号を使う
以上のことを意識してタイトルをつけてみましょう。
タイトルの付け方は、下記の記事でくわしく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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-
【クリック率がUPする】ブログの記事タイトルの付け方7選!
続きを見る
リード文は記事の冒頭の文章のことで、読者を本文へ誘導することが目的です。
リード文の書き方の手順
- 想定読者の悩みを具体的に書く
- 悩みを解決することを伝える
- 記事の内容をまとめる
- 悩みを解決できる根拠を伝える
- 記事を読み終えた未来をイメージしてもらう
リード文は、この記事で伝えたいことをわかりやすく伝えて、読者に「このまま読み進めていけば悩みが解決しそうだな」と思ってもらえることが重要になります。
リード文の書き方は、下記の記事でくわしく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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-
ブログのリード文の書き方をテンプレート付きで解説【初心者向け】
続きを見る
手順⑧:メタディスクリプションを作成する
最後に、メタディスクリプションを作成しましょう。

メタディスクリプションとは、検索結果のタイトルの下に表示される「記事の説明文」のことで、書き方のポイントは下記の5つです。
メタディスクリプションの書き方
- キーワードを含める
- 記事の内容を要約する
- 記事を読むメリットを伝える
- 誰に向けた記事なのかを伝える
- 各記事ごとに設定する
メタディスクリプションは、検索結果に直接の影響はありませんが、クリック率(CTR)が向上してGoogleから評価されることで間接的に良い影響があることは間違いありません。
読者が思わすクリックしたくなるようなメタディスクリプションを作成しましょう。
メタディスクリプションの書き方については、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
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-
SEOに効果的なメタディスクリプションの書き方5つと最適な文字数を解説!
続きを見る
ブログの記事構成案を作る際の注意点3つ

最後に、記事構成案を作る際の注意点を3つご紹介します。
- 長くなる文章は見出しを追加する
- 結論を先に書く
- できるだけ無駄を省く 順番に解説していきます。
順番に解説していきます。
注意点①:長くなる文章は見出しを追加する
最近では、スマホでブログを閲覧するユーザーが増えています。
長文だと、スクロールが多くなって非常に読みにくいです。
各見出しで300〜500文字を目安に書いていきましょう。
それ以上文字数が増える場合は、見出しを追加すると読みやすくなります。
読者ファーストを意識することは、SEO対策にも効果的ですよ。
注意点②:結論を先に書く
Googleで検索するユーザーは、
- 「早く悩みを解決したい」
- 「答えを先に教えてほしい」
と思って記事を読みます。
そのため、結論までなかなかたどり着かない記事は途中で離脱されてしまいます。
一度離脱されると、読者はもう戻ってこなくなるので注意しましょう。
ポイントとしては、「PREP法」を使います。
- P=POINT(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(具体例)
- P=POINT(結論)
それぞれの頭文字をとったものです。
PREP法は読者に伝わりやすくて非常に便利な型なので多くのブログで活用されています。
具体的な書き方については、下記の記事でくわしく解説していますので参考にしてくださいね。
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ブログ記事の書き方のコツ10個を初心者向けに解説【テンプレート付き】
続きを見る
注意点③:できるだけ無駄を省く
ブログを執筆する際に、よく自分が伝えたいことを優先して書いてしまうことがあります。
「自分語り」の記事は、基本的には読みたくないですよね。
ここでも離脱される可能性がありますので、読者にとって有益な情報だけを発信するようにしましょう。
体験談を入れるベストなタイミングは、
- P=POINT(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(具体例)←ここのタイミング
- P=POINT(結論)
この具体例の部分で体験談を入れることは、付加価値が生まれて非常に効果的です。
まとめ:ブログの記事構成案を作成して読者に満足される記事を書こう!

今回は、ブログの記事構成案の作り方を以下の8つの手順で解説してきました。
- キーワードを選定する
- 想定読者をイメージする
- 検索意図を調べる
- 競合サイトを分析する
- 見出しを作成する
- 各見出しにコンテンツ内容を入れる
- タイトルとリード文を作成する
- メタディスクリプションを作成する
本記事の手順通りに進めていけば、ブログ初心者の方でもクオリティが高くて読者に満足される記事が書けるようになります。
最初は時間がかかると思いますが、何度も繰り返すうちに慣れていきますのでじっくりと進めてくださいね。
ブログの執筆に慣れてきたら収益化にもチャレンジしてみましょう。
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ブログで月5万円を目指す方法を、下記の記事でくわしく解説していますので、あわせて読んでみてくださいね。
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今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。